公務員試験とは、日本の国や地方自治体で働く公務員を採用するための試験です。 公務員試験を受け、合格することで公務員として採用される資格を得ることができます。
・国家公務員総合職(キャリア)
・国家公務員一般職(コッパン)
・国家公務員専門職
▶国税専門官(国税)
▶財務専門官(財専)
▶労働基準監督官(労基)
・裁判所事務官など
国家公務員試験は、中央政府の機関である人事院が実施します。
合格すると、国の各省庁で働くことになります。
・地方上級
▶都道府県庁職員
▶政令指定都市職員
・市役所職員
・警察官
・消防士など
地方公務員試験は、各地方自治体(都道府県、市町村)がそれぞれ実施します。
合格すると、その自治体で働くことになります。
どんな公務員試験であってもまず出題されるのが、マークシートで課される教養択一試験(基礎能力試験)です。
高校で学習する内容にプラスαされたものが出題範囲となります。
教養択一試験(基礎能力試験)のみで受験できる試験もありますが、多くの公務員試験を併願するのであれば、マークシートで課される専門択一試験対策も必要です。
大学で学習する内容が出題範囲となります。
公務員試験は民間就活と同様に就職試験なので、人物試験(面接)もあります。
基本的には1次試験(筆記)合格者を対象に行われます。
・教養択一試験(基礎能力試験)
一般知能分野
数的処理
数的推理/判断推理/空間把握/資料解釈
文章理解
現代文/英文
一般知能分野
人文科学
世界史/日本史/地理/思想/文芸
自然科学
数学/物理/科学/生物/地学
社会科学
法律/経済/政治/社会/時事
・専門択一試験
法律系科目
憲法/民法/行政法/労働法/刑法/商法
経済系科目
ミクロ経済学/マウロ経済学/財政学
行政系科目
政治学/行政学/社会学/社会政策/国際関係
その他
経営学/会計学など
論文試験
行政課題や社会問題などについて、自分の考えを論じる
・専門記述試験
専門科目の知識について、文章で論述する
筆記試験で何が課されるかについては、試験種によってさまざまなので、必ず事前に確認するようにしてください。
公務員試験で多いのが、教養択一試験(基礎能力試験)、専門択一試験、論文試験、専門記述試験
の4つの中のいずれかが課されるというケースです。
上記は、代表的な試験種の試験形態をまとめたものです。
教養択一試験(基礎能力試験)、専門択一試験、論文試験の3つが課される試験種が多いといえます。
近年は、地方上級や市役所を中心に、専門科目を課さない試験も増加傾向にあります。
参考までに、2022年度の代表的な試験種の1次試験日程を掲載しておきます。日程は年によって変動することがありますから、ご自身が受験される年度の日程は、改めて必ず確認するようにしてください。
公務員試験は日程の重複さえなければ、いくつでも併願することが可能です。公務員の志望度が高いのであれば、平均して4〜6個程度の試験を受験するケースが多いといえます。
公務員試験を目指すとしても、現実的に合格できる試験なのか、確認しておきましょう。以下は、2022年度の代表的な試験種の試験結果をまとめたものです。なお、最終倍率は「受験者数÷最終合格者数」で算出しています。
民間企業に比べて、最終倍率はかなり低いことがわかるのではないでしょうか。特に近年は倍率が下がる傾向にあるため、最終合格までのハードルは下がっています。正しい試験対策を行えば、努力が実りやすい試験といえるでしょう。
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